錆取名人使用例
錆取名人は中酸のリン酸を使用した安全な材料です。錆取と防錆が同時にできる便利な材料ですので、使用方法をよく理解してご利用してください。
此処では、使用方法をより具体的に説明していきます。

サンダーやブラシなどで物理的に処理できるが、細かいところはなかなか錆びを取る事が出来ない場合
部品(1)
比較的浅い錆びですが、物理的に錆びを取る事が困難な場所には有効です。
@表面のどろなど不純物を取り除く
サンダーなどを使用すると、他に傷がついたりしますので、錆取名人を使用して処理をします。平面な場所にビニールを敷いて部品を置きます。
本来は漬け置きですが、この程度の錆びなら少量でも処理が出来ます。
A塗布作業
錆取名人をプラスティック容器に移し刷毛を使って塗布します。時間にして20〜30分しますと、少しづつ反応するのが分かります。
Bブラッシング作業
反応と並行して、ブラッシングを行うと拠り効果的です。塗装がはがれるのは塗装と鉄板の間に液が浸入することで始まりますので、はがれることがあります。1時間程度なら問題はありません。
C反応後半
漬けて置くだけでも処理は出来ますが、擦れるところは積極的に擦ります
D錆びがなくなってから
この段階で、作業から1.5時間程度
錆びはなくなりました。鉄板表面にはリン酸塩皮膜が形成されていますがまだ膜厚は薄い状態です。
このまま更に、1時間は置きたいものです。この状態を長く維持する程皮膜厚は厚くなり防錆効果は高まります。
完了
水洗いには中性洗剤が有効です。
ドライヤー、エアー等で鉄板の隙間の水分を取ってください。
あとは、プライマー、塗装の順に作業すれば完了です。
皮膜表面はアンカー効果が高く塗装ののりは良いです。
鉄板の隙間まで、処理をする事が出来ますので、部品の修理等に使用できます。
既存の塗装下は錆びはありませんが几帳面な方は、塗装をはがしてから処理をされると良いでしょう。
此処まで部品も錆びを落とせば、納得でしょう。
JEEPのボンネットは面積が広いため、液で濡らしたウエスを全面に敷きつめました。
絞りが終わったボンネットの塗装をはがしてから、ウエスに錆取名人を濡らして、全面を覆って処理しました。
現在はジェル状タイプがありますので使用してください。
リン酸塩皮膜のついたボンネット。作業は2日ほど繰り返して皮膜をつけました。
ちょっと自己紹介
こんな感じでいつも出店しています。
気軽に声をかけてください。
本業は無機屋で環境材料では国際国内特許も取得しており、全国を駆け回っております。九州air日帰りはあたりまえ、車でも新潟、秋田、山形、長野さすがに京都は1泊しましたが、
でも最近忙しいせいか、何が本業なのか分からなくなっております。
将来の夢はjeepに載って全国廻って錆取名人を売り歩く事です。
部品交換会での用途はタンクの錆取が多いようですね。
サンプルですので、半分にして説明します。
これもあまり深い錆ではありません。このくらいなら除錆は1時間程度で処理できます。職業にしている人は口いっぱいまで入れているようですが、タンクの容積の10%でも処理は可能です。処理後できるだけ時間をかけてリン酸塩皮膜を造るようにしましょう
低部の錆びは比較的深い場合が多いので、浮いている錆びは物理的に突っついたり、ボルトを入れて振ったり、刺激を与えてください。
リン酸塩皮膜は漬けておけばおくほど厚くなります。
私は、塗装しない場合は半日以上漬けています。
長く漬けておくと、表面がのっぺりしてなんとなく溶けかかっているかなと言う状態になります。          
これが限界ですかね。でも皮膜は8〜10μ程度にはなります。
これは60年前のクラッチハウジング(鋳物)です。
鋳物の場合、鋳物は小さな気泡があります。処理後十分水洗いか、水の中に漬けておく必要があります。
キャブレターの錆取は、錆取名人(アルミ用)を使用してください。
部品は全て取り除く事が必要です
長いブラシを使い、速やかに錆びを取り除いてから、水道水を流しながら洗い流してください。
型枠などの錆取は漬け置きが基本ですが、大きい場合にはジェルを使用してください
表面に亜鉛の皮膜があることがわかります。
防錆効果の実験
小物部品にはジェル状がとても使い易い
容器はプラスティックがいいのだが今回はスピードアップを図るためストーブで暖めながら処理を行った。温度が上がると反応も早くなる。でも喚起は十分にして行ってください。
錆は出来るだけワイヤーブラシやペーパーで錆に刺激を与えてくださいまた油もシンナー等取り去ってください。
これで約2時間。ストーブで暖めながら錆取名人を刷毛で塗ってください
水洗いして乾燥させるとこの通り部品全面に皮膜が着きます。

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