偶然手に入れたM38

出会い
ある情報筋から「JEEPがスクラップ屋にあるよ。トレーラーは買ってきたが」
あまり乗り気はなかったが、明日は用事がないので行って見ようかとM氏と話がまとまった
スクラップ状態
スクラップ屋に行ったが日曜で休み。
とりあえず入ってみて一番奥に 縦に3台積まれた下にJEEPがあった。
宝物
はじめはJ3だろうと思ったが、ローフード、ボンネットを開けるとゴーデビル、手が震えるのを感じた。スクラップ屋の電話を確認し落ち着いてから電話を入れた。店主はあまり興味がない様で、部品取に使用すると言うことで話を進めて、ウン万円で交渉成立
翌朝6時には到着し、8時を回ったころにやっと店主が現れた。つなぎを着ていったことも幸いして同業者と思ったのか「こんなの何に使うの」、平静を装って「いや、今直してるJEEPの部品がなくてね」という事で押し通した。どきどきしながら回送車へ積込、逃げるように店を出た。途中駐車場でしみじみ観察したが
助手席下のツールボックスにはjeepの文字、フレームの補強、しかも錆びひとつない状態、
家の工場はふさがっているのでM氏の工場へ移動、ウインドウ、ボンネットはぺちゃんこだったが、そこは鈑金屋のM氏、ボディ担当はM氏、エンジン、車検担当は私という事で共有が決まった。いずれコマンドさん(私)のところに行くんだろうから、と鈑金をゆっくりやってくれることになった。
エンジン、ミッションは私の主将が手がけたものと後でわかり、すべてリビルト済みでトランスファーにはオーバードライブが付いている。ちなみにメインシャフトのギア数はMBで27枚、J3で29枚、M38で26枚で26枚のオーバードライブは皆無に等しいもの
書類はなかったがプレートがあったので、陸運で照会をかけた。しかし履歴はなく持主も行方知らず(持主はだいぶ前に亡くなられた)。ただ職権打刻はあり、打刻の履歴は必ず保管されているはず。まずはM38を仕上げて所有権を得てからゆっくりやるしかありません。もちろんトレーラー(M100)を手に入れた事は言うまでもありません。

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