苦節10年のGPWレストア記

Dec 1943 (GPW163750)
ギヤー・デフオイル交換も2度目は添加剤を入れて絶好調の状態。
オイルは三菱ディーラーへ空容器を持って行けば少量でも分けてもらえます。
エンジンオイルは固めで、ガソリン・ディーゼル兼用が良いです。
この手の車は、オイル切れを気にしていればそう簡単に壊れる車ではありません
T-84ミッションはオイル漏れは付物で長距離走行の後には必ずチェックしましょうまたサイドブレーキドラムから漏れ出したら要注意ですよ!
進駐軍から愛媛で消防車として払下げられ、39年に民間へ払下げられた43”GPW
途中、左前方が事故でやられ、解体と思われる。私の所へきた時は、ボデー、フレーム(抹消証明)、デフ(前後)、ウィンドウだけで入ってきた。
43GPWフレーム
フェンダー取付時点で分かったフレームのゆがみ
※必ず確認しましょう
だんだん形になってきたGPW
なんせ、部品ないのでないものは造る。
載せ日より
今日はちょっと風があり、埃を気にしながらドッキングand積載作業
JH4のシャフトを組み込んだギア式エンジン
ほぼ新品のエンジンとGPWのnewギアボックスT84
ベアリングキャリア
クラッチはjeepの欠点でも有り必ず交換が必要です。
右のアームが丸く磨り減っているのが分かります。
クラッチレバー
クラッチレバーは外れやすいのでワイヤーでしっかり固定する。
GPWに付いてペダルステー
もともとGPWに付いていたステーであまりに簡単な造りのため交換
ペダルのシャフト
完成に近づくと焦ってきますので、あえてじっくり磨いてみました。
ペダルシャフト
GPWのはA405の後にGPWと入るのだが
サーキットブレーカー
MB、GPWには付いていないと言う人がいますが、配線図には記号であります.
メーターパネルとファイヤーウォールの間にボルト1本で止まっています。
これは付けませんが。
Fマーク見えますか
3万で引っ張ってきたjeepに付いていたもの。
宝くじでも当たった気持ちです。
ここにもFマーク
あまりこだわらないのですが、性ですかね。
Fマーク
フロントフランジ
Fマーク
ユニバーサルフランジ
Fマーク「アー、ない」
ブラックライト、高田橋で仕入れた500円のカバー。Fマークはないけどこのまま付けます。
ボルトの締め付けは思いっきり締めて少し緩めるくらいにセットするのが、よいですかね。ベアリングとカラーを交換して、モリブデンの塊とグリスを混ぜて注入で完了。
この調整がめんどくさい。早くWにしたいのですが、
はじめは緩めておいてから、外側から少し抵抗が出るぐらいに締め付ける。それから
ブレーキオイルのエアー抜きをしないとダブルブレーキを踏まないと、ブレーキの効きが良くありません。
やっと表に姿を出したGPW。奥さんの車を前に出さないと出られません。
コンバットホイールはこれから組むところ
ブラックライトは初期タイプを付けてみました。
リアスプリングがJ4のを2枚抜いて見ましたが、まだ跳ね上がっています。かなりクッションはよさそうです。
トップボウもシートも自作となりました。
そのうちゆっくり交換するつもりですが
ボデー(CB)、フェンダーボンネット、グリルすべてオリジナル。パテは使用してません。
大塚さんの軍用ジープから、引用したナンバーです。
車検前のGPW
アポロの方向指示器を付けようとしましたが、良い位置が決まらず、とりあえずバイクの指示器を付けました。
車検用のナンバープレートのステイを取り付けた所、ストップライトと方向指示を2ランプ。スモールは下にしましたが、暗くて指摘されてしまい、泣く泣く追加しなくてはなりません。
ワイパーは実用を重視してバキュームにしました。
ガソリンタンクはJ4の改造なのでシートが少し高めになってしまいました。
シートフレームは手造り、トップボウは新川さんから譲ってもらう事になりました。
M38のリアシートが合うかと思っていたら
寸法がぜんぜん違うので、後に製造しました。まだまだ時間が掛かりそう。
シートクッションは手縫いで自作してみました。
アクセサリーも増えてきました。この日は上り坂を全快で走らせましたが、オーバーヒート気味。慣らしは終わっているのですが、電動ファンの検討を考えています。
幌、サイドカーテン、ウインドウカバー装着
1.5本分のスプリングを1台分にまとめましたが、どうしても左に傾いてしまいます。
左後方を修正して何とかまとまりました。
フロントブレーキをWに変更、これはJ3R用を装着しました。おかげさまでブレーキも利き、安全に走行出来ます。
ホチキス製タンクを上野さんにもらって来ました。みんな鉄くずと言いましたが、私にとっては貴重な部品です。
錆取名人の出番となります。
錆取名人で処理しているところ
錆びが取れて皮膜が出来てきます。でも
かなり痛んでいますね。
完成したところ
タンク内のパイプは交換の必要がなく
外部の補修のみで使用出来そうです。
大手術をしようとしましたが、溶接を使うといずれ中から腐食が始まりますので、銅版と半田で補修しました。
漏れもとまり、今試作中のタンクコーティング剤で厚い膜を造ります。

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